梅毒は、細菌が原因の病気で、性的な関係があったときなどにうつります。国立感染症研究所によると、梅毒になった人は、今年1月から7月2日までに7448人いました。去年の同じときの1.3倍です。今の調べ方になってから、去年は梅毒になった人が今まででいちばん多くなりました。今年は去年より速く増えています。
梅毒は、薬や注射で治すことができますが、治療しないと、脳や心臓の病気になることがあります。おなかに赤ちゃんがいる女性にうつると、赤ちゃんが亡くなる危険があります。生まれてからしばらくあとに、赤ちゃんの目や耳に問題が出ることもあります。
専門家は「自分やパートナーが、梅毒がうつる危険があることをしたときや、新しいパートナーができたときは、検査を受けてください」と話しています。